古本の廃棄に続いて無線用パーツも処分まずは不良電解コンデンサーの整理 2022.01.09 2019.09.05 この記事は約9分で読めます。古本の廃棄に続いて無線機類の整理もしています。一度は処分したパーツ類もまた随分溜まってきました。なかには不良品も混じっております。物不足の少年時代を過ごしてきましたので、なかなか捨てきれません。真空管アンプや古いラジオ用のパーツを整理して良否を判定し不良品は処分することにしました。以前秋月電子電子通商からデジタルキャパシタンスメーターESR70+とSMDテスターMS8910を購入してありますので、それを使って電解コンデンサーを整理します。デジタルキャパシタンスメーターESR70+は1台 ¥12,400(税込)でした。アマゾンでは¥ 19,553 でアマゾンの方が高くなっております。これで売れるなら転売もありかも!購入される方は秋月電子電子通商の方がお得です。デジタルキャパシタンスメーターESR70+は容量の他にコンデンサのESR (等価直列抵抗)が測れますのでよりコンデンサーの良否が判定しやすくなります。昔作った自作の容量計では測れません。ESRは ESL と共にコンデンサの性能を左右する要因で、一般的にはその値が低いほうが性能がいいコンデンサといえます。ESR の値が高いと発熱やIC動作時の電圧の低下、ESL の値が高いと波形のリンギング(乱れ)などといった悪影響があります。コンデンサの不良原因で多いのがESR値の増加です。静電容量は正常でもESRの高いコンデンサーは要注意です。理想コンデンサのESRは0Ωです。電解コンデンサ1000μF/50Vの正常なESRは0.01から0.06Ω位と言われております。ESRが1Ω位が良否の判断の基準となります。 1000μF/50V測定した古い10000μF/50Vのコンデンサーですが、見づらいですが、静電容量は10200μFでESRは0.07ΩなのでOKです。静電容量は正常でもESRが1Ω以上の場合は避けた方が良さそうです。ただし容量、耐圧によってESRは変わってきます。ESR70+は回路内で使用できるので、コンデンサを取り外す手間が省けます。回路から外してコンデンサをテストしても、静電容量が表示されます。ESR測定範囲:0~40Ω静電容量測定範囲:1μF~22,000μFESR 0.01Ωの最小分解能極性はありませんので+-関係ありません高荷電コンデンサから一応保護されておりますが、念のため事前に放電しておいた方が安全です。SMDテスターMS8910デジタルキャパシタンスメーターESR70+は1μF~22,000μFですので、小容量は計測できません。送料の関係もあって同時にSMDテスターMS8910も購入。SMDテスター 抵抗+容量+導通 MS89101台 ¥2,000(税込)MASTECH社の表面実装部品向けテスターです。オートレンジ3000カウント。特殊なテスターリード形状で、チップ抵抗、チップコンデンサ、チップダイオードの導通チェック等便利です。部品に対してピンセットのようにはさんで測定します。■抵抗:300Ω/3k/30k/300k/3M/30M ±(1.2%+3dgt)■容量:0.003μF/0.03μF/0.3μF/3μF/30μF/300μF/3mF/30mF ±(3%rdg+3dgt)■導通チェック:30Ω以下を導通としてブザーがなります。■ダイオードチェック:テスト電流2mA、開放電圧2.8V■スペアテストピン付■データホールド、オートパワーオフ(10分)、電池残量警告機能■電池:CR2032×1個■寸法:170×31×17mm、重量:約48g測定中SMDと違って通常のコンデンサーは少々掴みにくい。まとめ耐圧の低いコンデンサーも含めると大量にありますので、良否の判定と処分には時間がかかりそうですが気長にボチボチやっていきます。リンクリンク無線機の買取依頼は川花書房へ!共有:TwitterFacebook