買い取りしたトリオのTS-930の点検、調整

この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク
トリオ TS-930
TS-930は随分以前に買取して以来長い間ラックに並べてはありますが、通常は使用しておりません。
専ら同じトリオ(ケンウッド)のTS-520をメインで使用しており、たまにヤエスのFTDX-1200に切り替えております。
1973年にトリオからHF最高級トランシーバーTS-900S が発売されました。
ファイナルに送信専用管の4X150Aを使い、さらにファイナルのプロテクションまで付いて他機とは一線を画していました。
ちなみに 3.5-29.7MHz SSB/CW/RTTY 200W で264,000円。
以来TS-900番台は同社のHF最高機種に引き継がれ、TS-930はケンウッドから1982年に発売されました。
以後TS-940,TS-950と引き継がれ現在のTS-990シリーズに至っております。
スポンサーリンク

TS-930の特徴

1.TS-930は高ダイナミックレンジフロントエンド
受信部フロントエンドには2SK125を8本使用し低NF、高ダイナミックレンジを実現。
2SK125は昔HFや50MHzの製作によく使用しました。
安価で性能のよいFETです。

2.ゼネカバの受信部
150KHz~30MHzを第1IF 44.93MHz.第2IF 8.83MHz,第3IF 445KHz,第4IF 100KHzのクォドラブルコンバージョンでカバーしています。

3.混信除去機能
SSBスロープチューン、CW VBT,ノッチ、AF TUNE,ノイズブランカー、10KHzステップと可変RITで対応。

4.低歪率送信部
モトローラのMRF-422をプッシュプルで使用し、低歪み、リニアリティー向上のため30Vで駆動しております。
オートアンテナチューナー、RFスピーチプロセッサー

TS-930各部の調整

メンテナンスにあたり2トーンジェネレーターを作ってみました。
これまではどんな小さくて簡単な基板も感光基板で作っておりましたが、マイクロウェーブも視力の衰えでやめ、基板を作る事がなかったので露光機等基板製作関連の機材は処分してしまいましたので、やむを得ず蛇の目基板にバラックで組み立ててみましたが、どうも蛇の目基板は苦手です。

周波数もどの位が適当なのかわからず、取り敢えず500Hzと1600Hz近辺にしておきます。
この時点では自作の2トーンジェネレーターを使用しましたが、現在はWaveGeneをインストールしております。
WaveGeneだと周波数、レベルが自由に設定できますので固定の2トーンジェネレーターでは出来ない事も可能になります。

500Hz
1600Hz
基準周波数の較正、キャリアポイント、キャリアバランスの調整。
TS-930 内部
現在はアンテナの関係もあって、HFは7MHzのみの運用に限られておりますので、今回はBPFの調整は省きました。
ひととおり調整を終えアンテナをつないで7MHzで少し運用してみましたが、オートアンテナチューナーも無事動作しておりますが、とにかく重いです。



無線機の買取依頼は川花書房へ!

タイトルとURLをコピーしました