珍しいスターのSR-700A/ST-700が入荷しました

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スタ-SR-700A

スターという会社

現在は無線機の製造販売は行っておりませんが、会社としては東和レジスター工業株式会社と合併存続しているようです。
てっきり亡くなったものと思っておりました。

1946年11月 東京都港区に株式会社富士製作所を設立、高周波部品の製造を開始。
1961年7月 商号を株式会社スターに変更。
1976年4月 商号をサン機電株式会社に変更。
1978年10月 東和レジスター工業株式会社と合併。

TBグループは東京都文京区に本社を置く企業。1946年11月に富士製作所を設立。高周波部品の製造を開始。1961年7月に「スター」に商号変更。1961年10月に東京証券取引所市場第二部に上場。2011年10月に「TBグループ」に商号変更。事業内容としては、LED&ECO事業、SA機器事業、その他事業を展開。

SR-700A/ST-700は1965年の発売

1965年にはいろいろな事がありましたが、アマチュア無線機の製造3大メーカーはそれぞれ特徴的な動きがありました。

トリオは初のSSB送信機キット(3.5~21MHz帯)TX-388S登場.5万9500円.
八重洲無線からは1kHz直読ダブルスーパー受信機FR-100B(5万5000円),それに送信機FL-50,受信機FR-50登場.
アイコム(井上電機製作所)から50MHz帯アンテナ出力1Wのモービル用トランシーバーFDFM-1登場.


そしてスターからSR-700A/ST-700の登場.
ST-700 スタ- 送 信 機 3.5-30Mc SSB/CW 100W 79,000
SR-700 スタ- 受 信 機 3.5-30Mc SSB/AM/CW 66,000


他にもフロンティアからSH-100登場.

SR-700A

スタ-SR-700A
スタ-SR-700A 背面
SR-700Aは、100kHzから30MHzまでの広い周波数帯域をカバーし、AM、FM、SSBの受信が可能なコリンズタイプのダブルコンバージョンの受信機です。
AGC、Sメータ、スケルタルスケール、ANLなどの機能を備えています。
SR-700Aは、当時の短波帯の受信機としては高性能で、多くの愛好家から支持されていました。
私も欲しかったのですが、月給が1万円そこそこではとても手が出ませんでした。

簡単にチェックをしてみましたが受信できないバンドがありました。
おそらく局発の不良と思われます。
クリスタルの不良でなければいいのですが。

ST-700

スタ- ST-700
スタ- ST-700 背面
SR-700Aとよく似たデザインですが、メーターの位置が左右対称になっております。
2枚目の画像では少々わかりにくいのですが、ヒューズホルダーが壊れております。
したがって未チェックです。




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