大量に持ち込まれた買取品の整理と確認「ヤエス」「アイコム」

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ヤエス FT-101B

先日に引き続き持ち込み買取品の確認と点検

本来ならば買い取り時にやるべき作業ですが、急だった事と集荷の時間も迫っており、梱包作業の途中でもあったために作業が少し遅れました。
昔お会いもし交信もした方だったので中身を確認することもなくダンボールに梱包されたままの状態です。
FT-101とFL-50B,FR-50Bのラインは確認しておりますので、その残りです。

ヤエスのFL-101SとFR-101ライン

ヤエス FL-101S
ヤエス FR-101
FL-101は160mから10m迄のアマチュアバンドでSSB,CWはもちろんAM,FSK(RTTY)のオールモードで送信のできる送信機で、後述のFR-101とトランシーブ操作が可能です。
終段とドライバーは真空管、それ以外は半導体の構成です。
FL-101Sは本来10Wですが100Wに改造してあるようで6JS6が2本挿さっております。

全面パネルは保護フィルムが付いたままで非常にきれいです。
ACC用の11ピンのプラグがありませんので、FT-101から借用してプラグを差し込むと真空管のヒーターは点灯します。
ヤエスのFT-101やFL-101の場合このACC用の11ピンのプラグが欠品している事がよくあります。
単体で11ピンのプラグだけ手に入れるのは昨今かなりむつかしくなっておりますので、入手時には注意が必要です。

FR-101通信型受信機はオール半導体の短波帯のアマチュアバンド、主な短波放送バンドおよびVHF(50MHz,144MHz)のアマチュアバンドが受信できます。
電波型式はAM,SSB,CW,FMおよびRTTYの電波を受信できます。
デジタル表示でCW用のフィルターも入っております。
先程も述べたようにFL-101とトランシーブ操作が可能です。

同時期の受信機は各社ともいわゆるコリンズタイプのダブルスーパーでVFOはLC同調で今となっては安定度に少々問題があります。
FR-101にはいくつかのたいぷがあって幸いにも今回のは最上級のフルオプションでデジタル表示のFR-101DDです。
したがってフィルターが全部とFM用の復調ユニット、50MHZ,144MHzのクリスタルコンバーターユニットが入っております。

アイコムIC-551

アイコム IC-551

当時の50MHzのデスクトップ機はトリオのTS-600、ヤエスのFT-625Dが有名でしたが、本機は標準モードがSSB/CW/AMで、FMをオプションにして定価を90K以下とリーズナブルに抑えています。
「FMは使わない」というユーザーには、基本性能が充実している本機がぴったりです。

100HzステップのPLL VFOを2種類VFO-A、VFO-B)内蔵し、スイッチで切り替えます。A・Bをそれぞれ送受信周波数に設定すればスプリット運用が可能です。
電源はスイッチング電源であまり評判はよくありません。

本日はこれまで

これで先日の持ち込み買取品の点検、確認が2/3すみました。
先日のと併せて調整、修理の必要な物がありますが、時間が取れればメンテナンスを行いますが、修理をしてもあまり価格は上がらないのでどうしたものか !

残りは外部VFOと50MHzと144MHzのコンバーターです。
点検にもけっこう時間がかかります。



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