TS-690 は1991年にケンウッド から発売になった1.9~50MHzのオールモードのトランシ-バ- です。
頼んだ記憶がないのにクロネコヤマトで無線機が着荷
クロネコヤマトのドライバーさんがお見えになり、荷物を届けてくれました。
荷送り人に聞き覚えはありません。
品名には無線機となっております。
ここ最近は宅配買い取りでの依頼も受けておりません。
メールも電話での連絡もない。
まさか送り付け詐欺 ?
一瞬頭をよぎって開梱をためらっておりました。
メールの受信履歴を開くと、少し前にこの荷物の荷送り人名で修理の依頼がありましたので、一安心で開梱。
ここしばらくは宅配便の送料の値上げや、私自身の気力不足で送ってもらっての修理はお断りしておりました。
仮に修理ができなかったときに近くの方であれば、十分な説明もできますがメールでは説明もうまくできない時もありますので !
今回お受けしたのは故障個所も推定できたし、時間も十分ありました
今回引き受けたのはメールの内容から、容易に故障個所も推定できましたし、慌てないからいつでもいいと言っていただいたので。
自分自身の無線機の修理はだいぶ待ちかまえているものもありますが、精神的に負担になる他人の無線機は2台だけです。
最近では買い取りも発送も少し落ち着いてきて、時間的にも少し余裕ができてきました。
腰痛は相変わらずひどいのですがTS-690なら何とかなりそうです。
今回は故障個所も定番の電解コンデンサーの液漏れ
ピンボケの画像で見ずらいですがご勘弁ください。
何もTS-690に限った事ではありませんが、TS-850等と同じように終段のオーディオ増幅ICとスピーカをつないでいる電解コンデンサーC104(470μF/10V)の液漏れが多いようです。
電解コンデンサーの経年変化が直接の原因でしょうが、ここはもう少し耐圧のあるものを採用すべきではなかったのか ?
手持ちの470μFの電解コンデンサーは耐圧25Vのモノがありましたので、それに交換しました。16Vで十分ですが。
最近の電解コンデンサーは性能がよくなって小型になりました。
写真がブレブレですが25V耐圧でももともと付いていた10V耐圧のモノより小さくなっております。
この時代の無線機は中を開ける機会があったら、液漏れを起こしてなくても予防的に交換しておいたほうが後々安全です。
その際は前述したようにスペース的には余裕がありますので、少し耐圧の高いものにしておいた方が無難です。
無線機類の買取、修理の依頼は川花書房まで