群雄割拠のCBer様向けリニアアンプ
最近またCB無線が復活の様相があります。
ヤフオクなどではアマチュア無線機よりもCB無線機の方が高騰しております。
【市民ラジオ開発合戦】ポラリスVSサイエンテックス
2018年はCB無線が熱かった。西無線研究所が本気モードで開発に着手
かってCB全盛期の頃はCB愛好家特にトラッカー達に向けてリニアアンプを製造販売をする業者がたくさんありました。
中小メーカーから個人の方まで正に群雄割拠の状態でした。
なかには大手電機メーカーを退職して起業された方もありました。
リニアアンプも数十Wのモノからなかには?KWのモノまでさまざまな製品が存在しました。
今回入荷のスカイハンター SKY HUNTER TW-1600/800も同種?
今回トラッカーと思われる方か゛お持ちいただいた「スカイハンター SKY HUNTER TW-1600/800」も同じようなリニアアンプなのか少し調べてみました。
久々に一日に2件の持ち込み買い取りがありました
メーカー名の記載もなくネットでググっても過去のオークションの記録だけで、製品に関する情報は皆無でした。
本機に記載があったのは
周波数範囲:7MHz-30MHz
入力:30W PEP
出力:800W PEP
SSB/AM 切替スイッチ付き
受信用プリアンプ内蔵(ON/OFF切替可能)
電源:DC28V
だけです。
周波数範囲が7MHz-30MHzとなっているのでCBだけが対象ではなさそうです。
十分な電源と入力が用意できませんでしたが7MHzで250W以上でております。
受信用プリアンプはONするとノイズが増えますので動作していると思われます。
内容は2SC2510を4本使用しております。
周波数範囲が7MHz-30MHzとなっておりますが、ALCやコントロールの端子がありません。
AMとSSBの切り替えがありますが、単に時定数回路を付加しただけのようです。
東芝の2SC2510とは
モトローラのMRF422と規格上、特性は殆ど変わらないようで、28MHz、7W 入力で150W出力が保証されています。
100Wクラスには同じく東芝の2SC2290を2本使用し、それ以上を望む時には2SC2510を使用しておりました。
2SC2510のデータシート
アマチュア無線のリニアアンプ
最近の無線機メーカーはリニアアンプに関してはあまり熱心でないようです。
ハム人口の減少に歯止めがかからない現状ではやむを得ませんが。
ヤエスは後継機種のないままVL-1000を生産終了しました。
修理の対応の良いケンウッドもTL-933の修理の受付をとっくに(2017/12/15)終了しています。
3大メーカーではアイコムのIC-PW2だけですかね。
代わりと言っては何ですがアツデンが力を入れております。
最新デバイスのLDMOSを使用した
AZR-1000HF+50MHz 1kWリニアアンプ