これもCBer様御用達クラニシのNT-302

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クラニシ NT-302

先日お父様の遺品という事でお譲りいただきました

先日亡くなられたお父様の遺品という事でお譲りいただいた中に混じっておりました。
生前トラックに乗りCBをやっておられたようです。
SWR計やチューナー類が多かったのですがその中にクラニシの「NT-302」というアンテナチューナーがありました。

クラニシの「NT-302」アンテナチューナー

クラニシはアマチュア無線用に安価な測定器やアクセサリー類を提供してくれたユニークなメーカーでした。
残念ながら2008年に廃業してしまいました。
今でもパワー計の「RW-155D」と「RW-1000D」は重宝しております。

クラニシ RW-155D
クラニシ RW-1000D
特にRW-155Dは500MHz/250Wなので買い取りした無線機の点検用としては一番使っております。
RW-1000Dは残念ながら置き方によってはオイルが少しこぼれてしまいます。
短時間の使用なら何とかなります。

話を クラニシの「NT-302」アンテナチューナー に戻して定格からして他のアマチュア無線用とはいささか異なっております。

定格
周波数範囲 : 21MHZ~50MHz
最大入力 : 1kwPEP
測定電力レンジ : 0~20W/0~200W/0~1kW

高価な高耐圧のロータリースィッチを使いたくなかったのか、あえてシングルバンドにしております。
アマチュア無線用に使えるのは21/24/28MHzだけです。
これでは購入するハムはほとんどいないでしょう。

購入対象者をアマチュア無線家からCBerにシフトしたように思われます。
トラッカー達のCBerはさまざまなアンテナを使用しますので、 アンテナチューナー の必要性を見越しての事と思われます。

惜しみなく無線にカネを使っていたCBer達

私自身はCBはやらなかったのですが、知り合いのハムの中には多くの元CBer達がいます。
稼ぎも良かったようで無線には惜しみなくカネをつぎ込むCBerもたくさんいました。

だからこそトラッカー専用の無線ショップがあちこちにできたり、リニアアンプ等を販売する業者がたくさんありました。
リニアアンプ も真空管式から半導体まで、出力も数十Wから?KWまでさまざまでした。



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