このところ50MHz帯に関する記事のオンパレードですが、性懲りもなくヤエスのFT-690とFT-690MKⅡについて愚痴を述べます。
とっくの昔に製造中止になった無線機の愚痴を述べても仕方がないのですが、これは FT-690MKⅡが発売になった時に感じた事です。
50MHz帯の専用機がなくなったのは寂しい
最後の砦のアルインコも 50MHz帯の専用機の製造を中止してしまい、とうとう国内のメーカーから50MHz帯の専用機が消えてしまいました
が実情は現在も50MHz帯では、ヤエスのFT-690をはじめ各社の50MHz帯専用のオールド機が大活躍しております。
この商売を長くやっておりますが、専用機は何故か144MHz帯や430MHz帯よりも50MHz帯の方が人気があります。
ヤエスの50MHz帯オールモード機FT-690
ヤエスのFT-690の主な仕様
発射可能な電波形式:AM,CW,SSB,FM
周波数帯:50MHz
変調方式:A3E 低電力変調
:J3E 平衡変調
:F3E リアクタンス変調
終段管名称と個数:2SC1971×1
電圧:13.8V
出力:2.5W
立派にAMモードは存在しております。
単体では,ポータブル機で乾電池運用可能です.送信電力は単体で2.5Wというものですが,
オプションのリニアアンプFL-6010を使用することで10Wでの運用が可能となりました.
SSB,CW,AM,FMと4モードによる運用が可能なのも魅力の一つです
ヤエス50Hz帯オールモード機FT-690MKⅡ
ヤエスのFT-690MKⅡの主な仕様
発射可能な電波形式:CW,SSB,FM
周波数帯:50MHz
変調方式:J3E 平衡変調
:F3E リアクタンス変調
終段管名称と個数:2SC1971×1
電圧:13.8V
出力:2.5W
残念ながらAMモードはなくなりました。
FT-690MKⅡ専用のリニアアンプは FL-6020です。
FT-690とFT-690MKⅡの相違点
デザイン的にはスピーカーとプッシュボタンの位置が変わりました。
機能的にはスケルチやVFOのステップ等進化した点もありますが、くどいようですがAMモードがなくなった事は残念で仕方がありません。
数多くあるアマチュアバンドでAMモードが一番多く使われているのが、50MHz帯なのにどうしてAMモードを無くしたのか理解に苦しみます。