その昔憧れだったヤエス、トリオのフルラインも今となっては!

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ヤエス FR-101
今回ヤエスファンだった方からFR-101DDIG,FL-101B,FV-101,FTV-650B,FTV-250Bを買い取りしました。
外部スピーカー、モニター、リニアアンプはありませんがほぼフルラインです。
その昔AMからSSBへと移りゆくなかで私はどちらかというとトリオ派でトリオのTS-500を使っておりました。
各社のカタログのようにフルラインを机上に並べるのは憧れだったのですが、今となっては1台の無線機で1.9MHzから144MHzはおろか430MHzまで運用できてしまいます。

デジタル表示も100KHz帯まででは少々物足りません。
少なくとも10KHz帯までは欲しくなります。
FR-101DDIGはオール半導体のコリンズタイプのダブルスーパーで(第1局発固定、第2局発可変)、短波帯のアマチュアバンド、短波放送バンド、とVHF(50MHz,144MHz)のアマチュアバンドを受信できます。

電波型式はAM,SSB,CW,FM,RTTYに対応しております。
また、BCL,SWL向けの最高級機としての装備として、短波放送帯が受信できるように、ハムバンド以外の周波数も受信できるようになっていました。
ノイズブランカー、固定周波数受信、クラリファイヤー、モニター、キャリブレーター、RTTY出力、AGCの切り替え等を備えております。

最近「7MHz AM通信」が脚光を浴び始めておりますが、101シリーズにはAMモードが内蔵されています。
この辺はトリオとの相違点です。
FT-101B,FL-101等とのトランシーブ操作が可能です。
電源はAC100V,DC13.5Vの両方の電源が使えます。

FR-101には、いくつかのタイプがあります。
最も安価なFR-101S、フルオプションのFR-101D、デジタル周波数表示のFR-101DDです。
SタイプとDタイプの違いは、放送周波数用のX’Talがいくつか入っているということと、フィルターが全部(SSB,AM,CW,FM)入っています。

さらにFM復調ユニット、50MHz、144MHzのX’Talコンバーターユニットが入っているところです。
「2m受信用のクリコン基板」ではアルミのキャビティが目立ちます.
マイクロウェーブを長年やってきた私はそこに眼がいきます。

今までのメンテナンスの記事に述べてきたように、長い間放置されてきた古い無線機は、接点クリーナーを吹き付けることによって、接点の接触不良、VRのガリ等はかなり改善されます。
VHFの50MHz,144MHzの両バンドとも感度不足の感はありますが聞こえております。
このまま自分で実際に使うのであればスペアナのトラゼネを使ってヘリカルレゾネーターの調整を行うのですがいまのところそのつもりはありませんので、今回はパス。

本音を言うとスペアナのコネクターがN型なのでNーM変換コネクターが2個必要ですが1個しか見当たりません。
探すのも面倒なので!

HFの方も同じような理由で今回は見送りました。
7MHzではそこそこ聞こえておりますので!
キャリアバランスはIFユニットのVR-1
キャリアーポイントはREG&BFOユニット
LSBはTC-2で3181.5KHz
USBはTC-3で3178.5KHz
これだけは聞きづらいので調整しました。



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