AORの受信機AR7030
1996年発売でAORで初めて、全てのデザイン・生産をイギリスのAOR MFG.で行った製品で、世界的に有名な英国のデザイナー、John Thorpe氏が設計、それまでの受信機には無かった斬新なスタイルでデビューしました。
彼の受信機造りの集大成とも言うべきモデルで、群を抜く強信号特性や数々の魅力的な機能が満載されていました。
感度はAMで0.5μV、SSBで0.3μV(いずれも10dB S/N)、選択度SSB時10kHz/95dB以上、10kHz/110dBとこのクラスの受信機では他に比べ飛びぬけて優秀な性能を誇りました。
32ボタンの赤外線リモコンが付属していたのも当時としては斬新でした。
また、どのモードにおいても切り替えて使える5種類のIFフィルタが内蔵可能で、了解度がずば抜けてよいことが高く評価されました。
初めて見た時の私の感想
もともとAORの受信機は国産の他のメーカーの古い受信機に比べてツマミが少なくて、ボタンが多いのが特徴だったのですが、AR7030はツマミはダイアル以外では2個しかありません。
そのツマミもネーミングがなく記号 ?だけで、アレー何のツマミなのと思ってしまいます。
純国産のAR5000A等にはAF GAIN,SQUELCH等のネーミングがあり、わかりやすいです。
表示部分の変則的な形状にも違和感があります。
取扱説明書もこれまでのと違って違和感があります。
名称は書いてあってもどのツマミやボタンの事を指しているのかわかりにくいです。
肝心の音質は聴きやすい感じの心地いい音です。
取扱説明書のせいもあって、操作に慣れるには2.3日かかってしまいました。
慣れればリモコンも使い易いです。
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