トリオのTS-180は少々路線から外れたHFのトランシーバー

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TS-180

少々異色のトリオのHFトランシーバーTS-180

トリオのTS-180はTS-130の前年にTS-120と共に発売されました。

なぜTS-120と同じ100番台にしたのか謎です。

トリオのTS-100番台はこの時からはじまっておるのに、TS-120とTS-180が同じ100番台なのは解せません。

トリオのTSシリーズは、900番台がハイエンド機。800番台がミドルレンジ。500番台が普及機という流れがあります。

TS-120,TS-130,TS-140はいずれも小型機ですが、TS-180だけは普通の固定機(サイズ的に)なのが不思議です。

トリオのTS-180は3種類

トリオのTS-180は3種類ありました。
TS-180X 3.5-29.7MHz SSB/CW/RTTY 10W 165,000
TS-180V 3.5-29.7MHz SSB/CW/RTTY 10W 198,000  10W(D.F.C付き)
TS-180S 3.5-29.7MHz SSB/CW/RTTY 100W 220,000 100W(D.F.C付き)
この頃の無線機は出力によって価格が異なっておりました。

TS-180の特徴

D.F.CとはDigital Frequency Controllerの略で、外部VFOのVFO-180と接続する事によって高度なタスキがけ運用が可能になります。

TS-180S のファイナルにはオリジナル仕様のSRF1714(Pc 250W)をプッシュプルで使用して、100Wを安定して出力しております。

SWRプロテクションと温度プロテクションの2重の保護回路で、それぞれがオーバーすると自動的に出力が遮断されます。

今回入荷のTS-180

今回名古屋市からお持ち頂いたのはTS-180SとアンテナチューナーのAT-180です。

CW用のXFフィルター等のオプションは付いておりません。

年数を経ている割には外観はまずまずの状態です。

TS-180-1

ほこりは付着しております。

TS-180-2

自分用のモニターとして使用しているTS-130と相互テストを実施しましたが、特別異常個所は見当たりません。

出力は定格を少し下回っております。

自分で使う予定はありませんので、とりあえずヤフオクに出品します。

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