「終活」中の高齢者へ「押し買い」について古物商から のアドバイス

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高齢者は「押し買い」の被害に注意

残念ながら昨今特にお年寄りを相手にした「押し買い」被害が、急増しております。
「終活」中の高齢者も不用品の処分には、十分気を付けてこう言った被害にあわないように気を付けてください。
強引に売りつける「押し売り」に対して強引に買い取っていく行為を「押し買い」と称しており、なにも今に始まった事ではなく「強市」と呼ばれ大昔からありました。

今はいきなり押し掛けるという事はあまりありません。
もしそのような事があったらその行為自体が違法になります。
通報しましょう。
事前に電話で訪問の約束を取り付けてからやってきます。

私のウチにもよくリサイクル業者らしきものから電話がかかってきます。
リサイクル業者らしきものと言ったのは、必ずしもキチンとした業者ばかりではないように思える業者もいます。
同業者である事を黙ったまま「古物商許可証」の番号を教えてくださいと尋ねると、黙って電話が切られる事もあります。

最近は電話では目的の宝飾品や眼鏡、時計、金歯、金貨・古銭、着物等ではなく、不要になった家電品、靴、ブランド品でない洋服等の買い取りと言ってかかってくる事が多くなっております。
一旦玄関に入れてしまったら、ここからが彼らの本領発揮です。
あの手この手で本来のねらい目である宝飾品や眼鏡、時計、金歯、金貨・古銭、着物等の「押し買い」に向けて手を打ってきます。

「押し買い」について最近の事例

言葉巧みに家庭にある品物を提示させ、納得していないにもかかわらず持ち去る。
医療機器に使用すると言って貴金属を安値で買い叩く。
長い間置きっ放しになっている 自動車を「持ち帰って査定する」と言って持ち帰られそのまま転売されてしまった。

 自動車はクーリングオフの対象外ですので、特に気を付けてください。

押し買いで狙われやすい人は

押し買い業者のターゲットになるのはどんな人でしょうか。
1番多いのは、最近急増している1人暮らしの高齢者です。
また、若い女性の1人暮らしも狙われやすくなります。
強引に迫ると断り切れない・怖いので脅しに弱い・だましやすいなどが要因です。

以前悪徳商法や詐欺商法に引っかかった人はリストに載っている可能性もあります。
オレオレ詐欺と同じでリストが高値で売買されています。

「押し買い」の被害にあい易い商品

宝飾品や眼鏡、時計、金歯、金貨・古銭、着物等。
長い間置きっ放しのバイクや自動車。

トラブルに巻き込まれないために

家に上げない。電話の場合は勧誘に乗らない、家に呼ばない。
一人で対応しない。複数人で対応する。
業者の許可証を見せてもらう。義務なので古物商の許可証を携帯しているはずです。
もし、契約することになっても、買い取りの条件などの書面の交付を受ける。
脅迫に近い強引な勧誘なら、警察に通報することも考えましょう。

万が一被害にあった場合は、 2013年から「押し買い」にもクーリングオフ制度が適用されるようになりました。
このため契約から8日以内なら無条件で、解約できます。
また悪徳業者がすでに転売した場合でも、転売先に品物の返還を請求することもできるようになりました。
大型家電、家具、自動車、書籍、CD類、有価証券は、クーリング・オフの対象外品目です。
安易に契約をしないように気をつけてください。

また自ら買い取りを依頼した場合はクーリング・オフの対象外です

信頼できる業者の見分け方

会社のホームページを持っている。
ホームページに、会社の住所・電話&FAX番号・メールアドレスなどが明記してある。
「古物商許可証番号」を取得している(ホームページに記載している)。
無料のお問い合わせや相談電話番号がある。
買い取りの査定や見積もりは無料で行っている。

他の都道府県の事は調べておりませんが、愛知県の場合は公安委員会のホームページにはHP登録業者の名簿があります。
ここに掲載されるまでには、半年くらいかかりますので、にわか仕立てのホームページは掲載されておりません。
愛知県公安委員会の「ホームページを利用して取引を行う古物商」にも記載されております。
ただし名称は古物商の許可を得てすぐ申請しましたので上岡 明の個人名になっております。

トラブル時の連絡先

最寄りの警察署
188に電話すれば消費者センターに繋がります。
国民生活センター



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