トリオの50MHz帯オールモードトランシーバー TS-600

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トリオ TS-600

トリオ(現 株式会社JVCケンウッド )について

1946年 春日二郎氏(JA1KJ)が長野県駒ケ根市で有限会社 春日無線電機商会として設立しました。
当初は高周波コイルやIFTを製造販売しており、私もJA2FJGを開局する前からコイルパックや IFT のT-11などを使って高1中2のスーパーヘテロダイン受信機を組み立てSWLをやっておりました。

開局もこの高1中2のスーパーヘテロダイン受信機とやはり自作の807シングルの送信機でした。
のちに9R59とTX88Aに変わりましたが、内容的にはほとんど同じです。
少しデザイン的に見栄えが良くなっただけです。

その後春日無線工業株式会社 (1950) ⇒トリオ商事株式会社 (1960) ⇒ 株式会社ケンウッド (1986) ⇒ 株式会社JVCケンウッド (2011)
へと社名を変更しています。

トリオをはじめヤエス、アイコムについては
アマチュア無線の普及に貢献したOM達ーケンウッド、ヤエス、アイコムの生い立ち
に詳しく述べております。

TS-600とは

1976年に 50MHz のSSB/CW/FM 10W AM 5W のオールモードトランシーバーとして発売されました。
アイコムのIC-501やヤエスのFT-620に比べて一番あとに発売された事と値段も一番高いだけあって アイコムのIC-501やヤエスのFT-620に はないFMモードもありまさに オールモードトランシーバー と呼ぶにふさわしい無線機です。

当局(JA2FJG)のTS-600

トリオ TS-600 シリアルナンバー

銘板にはTRIO-KENWOOD CORPとなっております。
45年近く経った無線機ですが、送受とも問題ありません。
出力も規定以上でております。

トリオ TS-600 出力







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