代行業者の入札が多くなってきました
以前からヤフオクの代行業者は数多く存在しておりましたが、その多くが出品の代行業者でした。
2015年頃からと記憶しておりますが、落札の代行業者が非常に増えてきました。
昔からヤフオクでの代理入札はありましたが、最近の特徴は代行業者による入札が増えてきました。
昔は個人の方が友人や知人に頼まれての入札で、発送先の違い等をキチンと告げてくれておりました。
私も友人に頼まれて何度も落札した事があります。
ヤフオクの代行業者はネットに詳しくないお年寄りや外国人、その他もろもろの理由でIDをとれない人からの依頼を受けて行います。
ネット環境さえあれば簡単にできますので、近年非常に多くなってきました。
代行業者には古物商許可が必要ですが確認はむつかしい
ヤフオクで代行を行うためには、入札、落札にかかわらず「古物商の許可」が必要になります。
新品の売買には「古物商の許可」の必要はありませんが、ヤフオクを通す事によって中古品となります。中古品の売買を営業として行うには「古物商の許可」が必要になります。
しかし落札者が「古物商の許可」を受けているか否かはかんたんに判別できません。
代行業者には日本人対象と外国人対象の両方が存在する
ヤフオクに参入している代行業者は、日本人代行業者と外国人代行業者が存在します。
多くはBuyee(バイイー)に代表される企業ですが、なかには個人営業の場合もあるようです。
Buyee(バイイー)がebay公認のセカイモンと同じグループ企業とは最近まで知りませんでした。
純粋に頼まれた商品を代理入札をしている場合と、安価に大量に落札して海外で販売している場合があります。
カテゴリーによっては落札した商品の模造品を作り、大量に販売している悪質な業者もいるようです。
知らず知らずのうちに犯罪に手を貸しているという事にもなりかねません。
外国人代行者の多くは中国や台湾などの中華系が多いようです。
個人を装う代行業者もいる
当店の場合は今まで厄介な代理業者に出くわした事はありませんので、むしろ歓迎する方です。
最近では、代行業者を嫌って「代行業者お断り」と出品情報に記入する出品者や、代行業者をブラックリストにいれる出品者が増えてきているため、別のヤフーIDを取得して個人を装いながら落札してくる者もいます。
個人を装った落札者の場合でも、発送先の住所の末尾に管理番号を記入するように指示してきたり、管理番号を住所の一部のように記入を要求してきますので、すぐに代行業者だと見分けがつきます。
代行業者の多くは複数アカウントを持っている
Buyee(バイイー)は大阪、柏等各地にありますが、ヤフオクを利用している代行業者の多くは、複数のヤフーIDを利用しています。
そのため、次回からの落札を拒否するためにIDをブラックリストに入れても別のアカウントで入札してきます。
ヤフオクの管理用ソフトを使用していると、過去に取引があった場合は住所、氏名が自動的に告知されますが、同じ住所、氏名に拘わらず新規となる場合があります。
これらは同一業者の別アカウントからの落札です。
当店の場合本と無線機類を別アカウントで出品しております。
同じ日に同じ業者に両方で落札されましたが、別アカウントからの落札でした。
カテゴリーごとにアカウントを用意しているのかもしれません。
その方が管理が楽になりますから !
代行業者の場合通常とは異なります
代行業者に落札された場合、代行業者にもよりますが、多くの場合、以下のような通常の取引とは異なるさまざまな注文を受けます。
1 落札後、取引ナビでなく独自のメールフォーマットでの取引を要求してきます。
通常の落札者の場合、落札された後は取引ナビ上でのやりとりになりますが、代行業者は取引ナビを使わずに独自のメールフォーマットによる取引を要求してくる場合が多く、トラブルが生じた場合に、規約違反でヤフオクへの訴えが効かなくなる恐れがあります。
2 発送商品の送り状に「オークションID」や「管理番号」を記入するように指示
ヤフオクで出品した商品には、その商品にオークションID(商品ID)が自動的に付与されます。
代行業者は毎日大量の商品を落札し、それを商品購入希望者に発送する過程で、商品の取違えを無くすために、オークションIDまたは、独自の管理番号を記入するように指示してきます。
彼らは落札した商品を一旦、自分のところの倉庫事務所などに送らせます。
そして、倉庫事務所に送られてきた無数の荷物の中から、落札された商品をすぐに見つけ出すことができるようにするため、送り状に書かれたオークションIDまやは独自の管理番号を使って照合します。
3 落札した商品の厳重な梱包を要求してくる
代行業者は主に落札した商品を海外に発送するため、出品者に対し、「プチプチを二重にしてほしい」、
「外側は段ボール箱で梱包してほしい」等梱包に関する細かな要求をしてくる場合があります。
これは代行業者自身が梱包する手間を省きたいからという理由のほか、海外発送では配達員が日本のよう荷物を丁寧に扱わず、輸送車などの荷台に摘む際に荷物を投げ入れたりするのが当たり前なので商品が破損するのを防ぐためという理由があるようです。