受信機類の買取
先日買取したFRG-7,RF-2200,TRX-501等の受信機。
その他にもソニーのAN-12やイギリス製の広帯域アクティブ、ループアンテナALA1530のアンテナ等も含まれておりました。
買い取らせていただいた方はアマチュア無線の免許も継続中だが現在はほとんどやってないそうです。
昔はBCL,SWL自作等をやっておられたという方。
これまでの買い取りの経験から、小中学生のBCL,SWLと違って成人してからも、BCL,SWLに凝っておられる方は実にたくさんの受信機類を持っている方が多いようです。
当然経済的な余裕ができた事が一番大きな原因だとは思いますが !
JRCの受信機NRD5XXシリーズを全て揃え、NRD-545にいたっては3台もお持ちの方もいてその内の2台を買取した事もあります。
非常に凝り性の方が多いと思います。
TANDY社のSX-190
そのなかに混じっていたのがSX-190。
はじめてお目にかかる受信機です。
アメリカのTANDY社が1970年ごろにBCL,SWLユーザー向けに発売した受信機です。
バンド構成が、日本とは少々変わっていて、3.5-4MHz.5.7-6.2,77.5MHz,9.510MHz,11.5-12MHz,15-15.5MHz,17.5-18MHz,27-27.5MHzになっております。
スピーカーは内臓されておりませんが、外部スピーカーも同時に買い取らせていただきました。
AC,DCのどちらでも使えます。
アメリカ仕様ですが、ACは100Vでまったく問題はありません。
アメリカでは非常に評判の良かった受信機のようで、後にHFアマチュア無線専用の受信機AX-190を1973年に発売を開始しました。
7MHzを聴いてみるとアンテナが繋がってない状態では非常に静かですが、短いリード線をコネクターに差し込むとガンガン入ってきます。
噂通りの高性能で非常にSN比が良好です。
内臓のマーカーも現状のままでほぼ合っておりました。
パネル左上にある同調プリセレクターは非常に切れが良いようです。
Sメーターの感度が良すぎるようですので、これはまだ試しておりませんが、メーターに並列に半固定のVRを付ければ調整が可能と思います。
短時間のテストしかしておりませんが、なかなか優秀です。
VFOはアナログですが、なかなか捨てたものではありません。
もちろん最近の機器とは比較になりませんが、QRHに関してはトリオのTS-520と変わりがないように感じます。
調整をしようにもSSGは安立のMG3670Bを持っておりますが、マイクロウェーブの製作を止めてからは1階の書庫に置いてあり、あの重さのSSGを2階まで持ってあげる気力はありません。
いずれ気が向いてまだ手放さずに持っておれば、諸々調整をしたいと思いますが、この周波数構成ではあまり使い道がなさそうです。
BC帯や21MHz,28MHz,拡張バンドが聴けないのは致命傷です。