47GHzは交信相手がいなくて測定器相手に孤独との戦い

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47GHzトランシーバーを3脚にセット
これまで5.7GHz,10GHz,24GHzと昔の記憶をたどりながらマイクロウェーブについて、私の関わってきた事、自作したものについて書いてきました。
成行きとして47GHzですが、画像のモノは正確には私が作った物ではありません。
倉庫前で調整時の写真です。

トランシーバーではありませんが、トランスバーターは自作しました。
その時の画像は残念ながらどこかにいってしまいました。
これは他人が作った物を調整と一部改造したものです。
画像のモノはさるOMさんの大変な力作でマイクロ波では通常親機とトランスバーターが別々なのが一般的ですが、合体させトランシーバーとして組み上げてあります。
前から見てわかるようにアイコムのIC-1201を改造した、親機部分がベースになっております。
47GHzトランシーバー
47GHzトランシーバー内部ですが、今まで作ってきた24GHzまでのプリント基板主体とはガラリと変わって導波管が主要な構成部品です。
この辺がこれまでのバンドと違って手が付けにくくなる要因です。
ジャンク以外では入手が困難ですし、そのジャンクですら最近では余りお目にかかれません。
 
47GHzトランシーバーの内部
これが 47GHzトランシーバーのブロックダイアグラムですが、先ほど述べたように
アイコムのIC-1201を改造した親機部分がベースになっております。
47GHzトランシーバーのブロックダイアグラム
局発は5.7GHzから24GHzまでの記事で何度も述べてきたドレークの基板を改造。2.289GHz帯にし、10逓倍した後フィルター、アンプで増幅し富士通の50GHz帯逓倍器を47GHz帯に改造。
送受の切り替えはWRJ500のサーキュレーターで行っております。

入手はしてみたもののローカルに相手がおりませんので、テストをするにはもう一台必要になります。
トランスバーターを自作する羽目になりました。
調整は測定器相手に奮闘する事となりました。
当然手持ちのスペアナやマイクロウェーブカウンターは47GHzに対応しておりませんので、外部ミクサーを自作しました。

この段階で定番の1SS105はもちろんHSE11,SPD221等10GHzで使えたダイオードは程度の差こそあれ全部使えました。
予想外に役立ったのはJA1ATI逸見OMがハムジャーナルに投稿されたパワー計で安価に製作できたにもかかわらず、電界強度計代わりにもなりアンテナの調整等で重宝しました。
マイクロウェーブ用のデテクターで検波して増幅するだけの簡単な回路です。
デテクターとメーターさえ手に入れば精密抵抗の組み合わせで、アマチュアレベルでの使用には十分なパワー計ができあがります。

パワーの測定はHP432Aに少し帯域が外れておりますが、センサーにR486Aを使用しました。
絶対値は解らないものの相対値は測れますのでなんとか調整ができます。
調整にはアナログ式の方がデジタル式よりも使いやすくHP437Bはほとんど使わずに手放してしまいました。
HP432Aは使いやすくセンサーも割合入手しやすかったので2台持っておりましたがメーターのパラフィン紙がはがれてくるのが難点です。
これは2台とも同じようにパラフィン紙がはがれてきましたので、この機種独特の欠点のようです。

47GHzともなりますと現在は各種ジャンクや導波管、半導体は入手しずらくなっておりますが、お金さえ出せば新品がKUHNEelectronic等で購入できるようになりました。
マイクロウェーブといえばジャンク等を集めて作るものだと思っていた私にとっては隔世の感があります。

何といっても一番の難点は交信相手が近くにはいない事です。
動作を確認するにも測定器頼みとなってしまいます。
アマチュア無線には47GHz以上の周波数も許可されておりますが、視力の衰えもありマイクロウェーブはこれで卒業というか中退です。



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