
1985年の発売でケンウッドはこの年はTS-940を発売しております。
小さなボディに1.9~28MHzまでのすべてのハムバンドを内蔵し、さらに受信部は100KHz~30MHzまでのゼネカバ受信が可能です。
もちろんハムバンド以外は自動的に送信ミュートがかけられており、送信はできないようになっております。
モードはLSB,USB,AM,CW,FMを標準で装備しておりますので、29MHz帯でFMモードで運用できます。
リピーターを利用するにはオプションのUT-30(トーンユニット)が必要です。
回路的には第1IFに70MHz帯を採用し、スプリアス妨害比を良好に保ちダイナミックレンジは105dbを確保しております。
アイコム独自のDFM方式
ノッチフィルターの装備
プリアンプとアッテネーターの内臓
ノイズブランカーのレベル、RFゲイン、RFパワー、VOXのゲインとディリレー、マイクゲインはオーディオ機器のようなスライドボリューム方式で、各操作スィッチと共にカンガルーポケットに収められております。

KHzスィッチONで1KHzごとのアップ、ダウンになります。
MHzスィッチONで1MHzごとのアップ、ダウンになります。
HAMスイッチONでHAMバンドのみの切り替えになります。
この3つのスィツチを全部OFFにして、メインダイアルを回転させれば通常のダイアル操作になります。
一つでもONになっているとバンドごとのアップ、ダウンになります。
この点が他機と異なっております。
当初私は取り扱い説明書をダウンロードする前に、この事を知らずに故障と疑ってしまいました。
見落としているのかもしれませんが、取り扱い説明書にはメモリーのリセット方法は見当たりませんでした。

小さなパーツが使われておりますがまだチップ部品は使用しておりません。

ひと昔前であれば、車載用も考えるところですが、最近は本体と表示、操作部がセパレートになったものが一般的になってきました。
それ以前にクルマにはほとんど乗らなくなっております。
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